顎関節症を疑う前に

顎関節症とはなんでしょう。食事をしている時やあくびをする時など、口を大きく開ける時に顎の関節がパキッと音を立てる・・こんな経験をお持ちの方はけっこう多いと思います。これは主に噛み合わせの悪さが原因で起こることですが、こういう症状や違和感が少しでもあるとすぐに、顎関節症ではないかと疑うのはいささか早計です。そういう音は専門用語で「関節雑音」または「クリック音」と呼ばれます。この顎の関節にクリック音のある方の中でも、実際に顎関節症の方というのは40%ほどだといわれています。また、顎の関節は耳に近いため、ちょっとした関節の音も良く聞こえるものです。実はなんともないことのほうが多いのです。しかし 今はテレビ番組やインターネットなど様々なメディアで顎関節症の怖さが煽られ、それで不安になる方も多いのではと思います。いろんな知識を仕入れることは大切ですが、それ以上に、様々な情報の中から何が正しいのかを見極める力を養うことが大切です。それこそ下手な治療は命取りになります。顎関節症をすぐに疑うのではなく、冷静に対処することをまずは考えてみてくださいね。

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顎関節症 原因

あまりに安易に顎関節症を判断される方が多いので、少々苦言を呈してしまいましたが。。。とはいえ実際に関節に鈍い痛みがある、強い違和感があるという場合は医師にみてもらうほうがよいでしょう。顎関節症は顎関節の内部の関節円板と呼ばれる軟骨がズレることで痛みや違和感をともなんものですが、これは自然に治癒しません。顎関節症はひどくなると口が開けられない、モノが噛めなくて食事に苦労する、頭痛や耳鳴りがするなどの症状が起こることもあります。また、交通事故の後遺症や、頬杖のつき方、仕事のストレスによる歯軋りなどで夜の間に顎に負担がかかっている方などが顎関節症になることがあるようです。これらは放置すると悪化していきますので、治療をされるのは早いほうがいいですね。治療にあたっては、かかりつけの歯科医に相談するのも良いですが、やはり正確な診断を望むなら、大きな病院の口腔外科にかかることをオススメします。例えば東京近辺にお住まいの方なら大きい病院で言うと、東京医科歯科大学などが設備も整っていておススメですね。また、横浜や名古屋、大阪、福岡、札幌など都市圏なら歯科系の大きめの病院はいくつかあります。

顎関節症 治療

顎関節症の治療にはやはり噛み合わせも矯正してもらえる病院がいいですね。噛み合わせは肩こりや、腰痛にも密接に関係していると言われていますから、きちんと調節するということはとても重要です。そしてこれも重要なことですが、顎関節症の完治というのは非常に難しいです。病院などの治療もマウスピースをつけたり(スプリントと呼ばれる歯に装着する装置もあります)、顎関節まわりの筋肉をマッサージしたりです。これらは噛み合わせの調整を目的としますが、根本的な顎関節症の治療とはなりにくいです。しかし顎関節症の進行を遅らせることもできますし、噛み合わせもよくなります。1〜2週間マウスピースをつけて、噛み合わせが良くなった時点で歯を削って噛むチカラを分散させることも多いようですが、削るのは個人的におすすめできません。けずった後にまた噛み合わせがズレることもあるからです。過大な期待はけず地道に治療する必要があります。それよりもそういったストレスから精神的な緊張状態にならないような環境作りが自分を守ることにもつながる考え方だと思うのです。

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